概 要
中央放射線部では、X線を使用した種々の検査や磁石の力を使ったMR検査、放射線科医によるCT・MR検査の画像診断を行っています。各種検査としては、X線撮影検査(一般撮影)、CT検査、MR検査、マンモグラフィ(乳房撮影検査)、X線透視検査、骨密度測定、病棟ポータブル撮影、術中イメージ下撮影があります。急患に迅速な対応できるよう、夜間は当直勤務体制で24時間救急対応しています。
中央放射線部スタッフは、放射線科医は常勤1名、非常勤3名(週2日/半日)診療放射線技師は常勤8名、非常勤1名です。
関連施設である医療法人聖十字会聖ヶ塔病院に、診療放射線技師1名をローテーションでの派遣業務を行っています。
MR専門技術者、X線CT認定技師、検診マンモグラフィ認定技師が在籍し、より一層質の高い医療を目指し、患者様へ安心して検査を受けていただけるようスタッフ一同日々努力しています。
機器紹介

MR撮影装置
PHILIPS社 Achieva Intera (3.0テスラ)
強い磁力と電波を利用して画像を作成します。様々な方向の断面の画像を撮影することができます。
放射線を使用しないので被ばくの心配はありませんが、時間が長くかかる検査です。
頭部、関節、脊髄、軟部組織などの疾患の診断や、造影剤を使用せずに血管の3次元画像を作成し診断に用いられます。詳しく調べるために造影剤を使用して検査する場合もあります。

CT撮影装置
GE Healthcare社 BrightSpeed
X線を回転させながら照射し、人体を透過したX線の強弱をデータ化し、体の輪切りの画像を構成していきます。頭部、胸部、腹部、下肢とほぼ全身の検査に使用します。
胸部や腹部の撮影では息を止めていただきますが、マルチスライスCTにより、広範囲を短時間で撮影することが可能です。
また、得られた画像データをもとに、3D画像を作成し診断に利用されています。

マンモグラフィ撮影装置
Fujifilm 社 AMULET Innovality FDR MS-3500
マンモグラフィは、視触診やエコー検査では見つけにくい早期乳がんの発見に大変有効です。
当院のマンモグラフィ撮影は、検診マンモグラフィ認定技師の女性技師が行っています。乳がん検診は検診部で、乳腺疾患は外科外来にて診療を行っています。

骨塩定量装置
東洋メディック HOLOGIC Discovery QDR SERIES
骨粗鬆症の診断に有用な、骨の密度を測定する検査です。X線を使用して検査します。検査台に仰向けに休んで頂きます。検査時間は10分程度です。
通常診療はもちろんのこと、健康診断のオプションでも骨密度検査が出来ます。

透視撮影装置
東芝社 ZEXIA
デジタルX線TV システム。
X線を使用し、胃のバリウム検査や、骨の関節の動きや腸の動きを見ながらの撮影、飲み込みの検査(嚥下検査)など様々な透視下撮影を行っています。

一般撮影装置
Fujifilm 社 FUJIFILM DR CALNEO Smart
X 線を使用して撮影をします。様々な骨の状態、胸の撮影では肺の状態、お腹では腸内ガスや尿管結石の有無などが分かります。
フラットパネルが導入され、低被ばくで高画質 な画像を得ることができます。

外科用X 線撮影装置(C アーム)
GE Healthcare 社 OEC 9900
主に手術中に使用されます。X線で映し出された画像をリアルタイムに表示します。手術中の位置の確認などに使用されます。
CT、MRI検査をお受けになる患者様へ
地域医療貢献
近隣の開業医からのCT、MRI検査をお受けしております。詳しくは電話にてお問い合わせください。
中央放射線部
TEL:096-380-0160(直通) FAX:096-380-1150