理 念
温かく心の通う食事を提供し健康の維持回復に努める
スタッフ構成
栄養管理部門:管理栄養士 7人
給食管理部門:給食会社へ全面委託
栄養部の取り組み
食事は治療の一環として提供されるべきものであり、個々人に応じて必要とする栄養量が供給され、食事の質の向上と患者サービスの改善を行われるべきものです。栄養管理部門と給食管理部門で連絡を十分にとり、多職種で連携し食事提供が出来るように努めています。
主な業務
クリニカルサービス
栄養管理計画
適切な栄養補給が出来るように、栄養管理計画書を作成しています。食欲不振等の場合においては、医師の指示に基づき管理栄養士が食事対応を行っています。
チーム医療
- NST委員会
- 当院は、平成19年7月にNST委員会として発足し、平成25年9月よりNST加算取得、平成28年4月より歯科医師連携加算を取得し活動をしています。栄養状態を改善することを目的として医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士等がチームとなって、回診を行い適正な栄養管理を提案しています。
- 褥瘡対策員会
- 医師、看護師、薬剤師と共に回診を行い、褥瘡管理に関する食事内容や栄養補助食品の提案、経腸栄養法の計画を立案しています。
- 糖尿病委員会
- 管理栄養士は、糖尿病の患者様や家族に対し実践可能な食事療法の提案を行い、患者様への療養指導、サポートを行っています。
- 摂食・嚥下委員会
- 摂食・嚥下に関する治療や口腔ケア、提供される嚥下調整食の適切な実施状況の評価検討を行っています。
管理栄養士は医師の指示にもとづき、言語聴覚士(ST)と共に摂食・嚥下機能評価を行い、適切な食事形態を提供することに携わっています。
各病棟カンファレンスへの参加
管理栄養士は各病棟のカンファレンスへ参加しています。患者様の状態に合わせた食事内容の提案や栄養補助食品の紹介、説明、経腸栄養法などの栄養管理の提案をしています。
透析室での栄養指導
管理栄養士は医師、看護師と連携し透析療法を受ける患者様に対して食生活のアドバイスを行っています。
栄養教育(指導・相談)
- 個人栄養食事指導
- 管理栄養士が医師の指示に基づき個人栄養食事指導を行っています。普段の食生活を聞き取り、現状の問題点を把握して、食事療法を出来ることから実施して頂けるように指導をしています。
- 外来の患者様
- 栄養食事指導を受けるためには
- 主治医による指示が必要となります。外来担当の主治医へご相談ください。
- 医師とご相談の上、予約をして下さい。
- 入院の患者様
- 栄養食事指導を受けるためには
- 主治医による指示が必要となります。主治医へご相談下さい。
- 医師と日時をご相談の上、予約をして下さい。
日 時 月曜日~金曜日 9時~12時 13時~16時30分(予約制) 場 所 本館2階 栄養相談室 対 象 本人及び家族、その他関係者
*予約変更については、前もってご連絡下さい。
お問い合わせ先診療部 栄養部
電話:096-380-0530(栄養部直通) - 集団栄養食事指導(※感染対策のため中止中)
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月に1回、集団栄養食事指導を行っています。
初めて食事療法の話を聞く方でも、わかりやすいように基本的なことからお伝えしていきます。
外来近くの栄養相談室で行っておりますので受診の際に、興味のある時はお気軽にお立ち寄りください。日 時 第4月曜日 14時~15時 場 所 本館2階 栄養相談室 指導時間 40分程度 対 象 本人及び家族
- 健康教室(※感染対策のため中止中)
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地域住民の方を対象に健康教室を行っています。栄養に関するテーマの時は管理栄養士が食事療法について指導・相談を行っています。
詳細については院内ポスターや地域への配布ポスターにてご確認下さい。日 時 年数回 場 所 新館1階講堂及び地区公民館
- 糖尿病教室(※感染対策のため中止中)
- 糖尿病の方を対象に糖尿病教室を行っています。管理栄養士は糖尿病の患者様や家族に対し、糖尿病についての食事療法や食事についての実践可能な提案を行っています。
- ボランティア活動
- 地域包括ケアシステム構築の一環における多世代交流活動促進の取り組みとして、地域食堂へ参加しています。
◯地域食堂 西原よってっ亭
2ヶ月に1度開催し、出来立てのカレーを提供しています。
毎月第2週の日曜日に定期的に開催しています。
※新型コロナウイルスの感染状況によって中止になることがあります。 - 学生の教育
- 当院では管理栄養士養成課程の実習生を受け入れており、臨床で活躍できる管理栄養士の養成に貢献しています。
- 研究発表・学会への参加など
- 栄養や食事に関する専門家として栄養食事療法や臨床栄養管理などについて成果を発表しています。また、学会や研修会に参加し日々最新の情報を取り入れ、日常業務に活かしています。
- 参加関連学会
- 日本臨床栄養代謝学会、日本病態栄養学会、日本慢性期医療学会、日本循環器学会
フードサービス
食 種
一般食と特別治療食に分類されます。入院患者様の栄養補給量は医師の指示にて、性別、年齢、体位、身体活動レベル、疾病によって個々に適正量が算定されています。
- 一般食
- 常食、軟菜食、ハーフ食(軟菜)、ミキサー食、ハーフ食(ミキサー)、5分粥食、ハーフ食(5分粥)、3分粥食、流動食、開始食(学会分類2013Oj)、嚥下食Ⅰ(学会分類20131j)(ゼリー状)、嚥下食Ⅱ(学会分類2013 2-1,2-2)(ミキサーとろみ状)、ハーフ食(嚥下Ⅱ)、嚥下食Ⅲ(学会分類2013 3)(ムース・ソフト状)、ハーフ食(嚥下Ⅲ)
- 特別治療食
- エネルギーコントロール食、たんぱく質コントロール食、透析食、脂質コントロール食、易消化食、胃術後食、低残渣食、貧血食
- 緩和ケア食「すまいる食」
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終末期の患者様を対象に「食べる楽しみ」を感じていただくため、個別対応のお食事“すまいる食”を提供しています。
患者様自身が食べたいものをおしながきから1〜3品選んでいただき、昼と夕に提供しています。

適温の食事提供
温冷配膳車による配膳を行っています。調理後、適温を保ったまま配膳し病棟に運びます。患者様の所まで、温かい食事は温かく、冷たい食事は冷たくして提供するように努力しています。
献立名の提供
毎食、トレーには患者さんのお名前カードをお付けしています。献立を表示し、退院後の食事の参考にしていただけるようにしておりますので、ご自由にお持ち帰りいただけます。
お誕生日カードの提供
長期入院されている患者様のお誕生日には昼食時にお誕生日カードを付けてお食事を提供しています。
配膳時刻
朝食…7時30分/昼食…12時/夕食…18時
*上記の時刻は基本時刻のため病棟により15分前後異なります。
食事嗜好調査
食事を召し上がっている方に対して定期的に食事調査を行い、食後の食事提供の質を向上させることに努めています。
行事食メニュー例

元旦のお食事(常食)
赤飯・おせち・春菊の白和え・お吸い物・果物

元旦のお食事(嚥下食III)
全粥・おせち・春菊の白和え・お吸い物・果物缶

節分のお食事(常食)
巻き寿司(甘酢生姜)・揚げなすのごま煮・菜の花の辛し和え・いわしのつみれ汁・節分豆

七夕のお食事(常食)
彩りちらし寿司・ふんわり天の卵白あんかけ(枝豆・かに)・そうめん汁・七夕の夜

クリスマスメニュー
パン・フライドチキン・フレンチサラダ・コーンスープ・クリスマスデザート