TEL:096-380-1111(代表)

概 要

麻酔は手術を受ける患者様を手術の痛みから解放するために行われます。また、手術中の反射的な体動を防ぎ、安全に手術が行えるようにすることも、麻酔の重要な役割です。

麻酔は大きく分けて全身麻酔と部分麻酔の2つに分類されますが、いずれも麻酔薬の影響により血圧などの循環が不安定になります。さらに、特に全身麻酔では効果が全身に及び呼吸も弱くなるため、人工呼吸などの呼吸管理も必要となってきます。

麻酔科は、手術中の痛みからの解放から始まり、循環・呼吸などの全身管理へと発展してきましたので、全身管理が必要となる集中治療領域の診療に携わることもあります。

また、麻酔科は手術中の麻酔管理だけではなく、麻酔の前段階から患者様の問題点を十分把握し、より安全な麻酔管理ができるよう目指さなければいけません。麻酔前の十分な説明により、術前の患者様の不安を軽減することも麻酔科の重要な役割です。

特 色

当院では、外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、脳外科の手術が行われており、これら手術の麻酔管理を麻酔科が行います。また、内科系診療科の処置を麻酔科管理のもと手術室で行うこともあります。

腹腔鏡手術に代表される新しい術式や、緊急手術(主に腹部外科・整形外科領域)にもさらに対応できるよう麻酔科としても努めており、平成29年4月からは常勤麻酔科医を2名体制として対応しています。

また、麻酔の前段階から患者様の問題点を十分把握し、手術・麻酔関連合併症を予防できるよう、毎週金曜日に翌週に予定されている全ての麻酔科管理症例に関して全科合同症例カンファレンスを行い、必要に応じて関連各科にコンサルトを依頼しています。

術後は各科主治医と連携し、術後疼痛管理をはじめとしたよりよい周術期管理を提供できるよう術後回診を行っています。

医師紹介

久保田 富美代(くぼた ふみよ)

出身大学
宮崎大学医学部 平成5年卒
専門分野
臨床麻酔一般
専門医 所属学会等
厚生労働省許可麻酔科標榜医、日本麻酔科学会専門医・認定医
日本麻酔科学会、日本臨床麻酔学会

↑Top